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【炎上】ロゴの製作費540万は高い?くまもんのデザイナーが作成した「国民文化祭」in 奈良のロゴデザインをめぐった住民訴訟に対する論争。経済効果についても考える。【good design company】

   

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2017年に開催される「国民文化祭」in 奈良のロゴマーク製作費540万をめぐる住民訴訟の是非に対して、Twitterを中心に論争が白熱しています。

ロゴマークを作ったのは、熊本県のイメージキャラクターである「くまモン」をデザインした「good design company」の代表である「水野学」さんであります。一般的には知らない人も多いかと思いますが、この「水野学」さんはデザイン業界では著名な方で、経営する会社のグットデザインカンパニーも知らない人はいません。

さて、ロゴマークの製作費540万をめぐって住民訴訟が起こったわけですが、この製作費は果たして不当なのでしょうか。

デザイナーを支持する意見。

市民団体を支持する意見。

ロゴマークを制作した「good design company」について

今回話題になった「国民文化祭」のロゴマーク、そして過去にくまモンを制作したデザイン会社はどのようなところなのでしょうか。代表である「水野学」さんについて紹介いたします。

代表の「水野学」さんについて

水野学さんのプロフィール

  • 職業:クリエイティブディレクター
  • good design company 代表取締役
  • 慶應義塾大学特別招聘准教授

1972年東京生まれ。茅ヶ崎育ち。1996年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、(株)パブロプロダクション入社。その後、(株)ドラフトを経て、1998年にgood design company設立。ブランドづくりの根本からロゴ、商品企画、パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまで、トータルにディレクションを行う。

過去の有名な作品

  • NTTドコモ「iD」
  • 熊本県キャラクター「くまモン」
  • ユニクロ「UT」
  • 「東京都現代美術館」サイン計画
  • 国立新美術館「ゴッホ展」
  • 森美術館「ル・コルビュジエ展」

デザイナーの制作物による経済効果

さて、ロゴデザインの製作費540万と聞くと高いと思うかもしれませんが、制作物による経済効果はどのくらいなのでしょうか。同デザイナーが過去に制作した「くまモン」を例に紹介いたします。

くまモンの経済効果は1244億円

なんと、熊本県のイメージキャラクターである「くまモン」の経済波及効果は1244億円と言われています(広告効果は90億円)。たとえくまモンのデザイン費が500万はたまた1000万でも、経済効果がこれだけあったら安いもんですよね。

デザインというものは、効果が見えにくいものです。同じものでも「このデザインは素晴らしい」と大絶賛する人もいれば、「このデザインは最悪だ」という人もいます。同じデザインなのに、人によって評価が違うのはデザイナーを含め、建築家や画家などの職業についている人は、過去に一度は悩んだことがあるはず。

しかし、くまモンの経済効果を考えれば結果的には、くまモンのデザイン費は安かったと言えるでしょう。国民文化祭のロゴマークである540万の製作費も、数年後には安かったと思われている可能性もあります。

なぜ?くまモンによる1244億円の経済効果

くまモンの経済効果がここまで大きくなったのはなぜか、調べてみました。

なんと、くまモンの使用料は「原則無料」なんだそうです。通常このような著作物を使用するときには使用料を払うのが通常のなかで、「原則無料」を打ち出したことが1244億円の経済効果に波及した理由の1つではないでしょうか。

くまモンほどの経済効果が期待できる可能性は低いが…

くまモンが売れた理由を調べていていくうちに、今回の国民文化祭のロゴマークの経済効果は、くまモンほどは期待できないと思うようになりました。

まず第一の理由は、市民団体側の主張にもあるように「国民文化祭」が1年間だけということです。そのほかにも、国民文化祭ロゴマークとくまモンを比べたら…断然くまモンの方が話題性があるかわいらしいデザインですよね。

しかし、くまモンに及ばないにしてもこのロゴマークが「国民文化祭」が始まる前から話題を呼んでいる原因であることは忘れてはいけません。正直なところ、筆者自身もロゴマークの540万円の製作費をきっかけに「国民文化祭」の存在を知りました。Twitter上の広がりや話題性を考えれば540万円の製作費は安いのではないでしょうか。個人的には本当にそう思います。

話はそれますが、過去にデザインが「キモい」か「可愛い」かで賛否を巡った同じ奈良県のイメージキャラクター「せんとくん」のように、奈良県でおきるデザイン論争は他県に比べて多いですね。

せんとくん

good design conmanyがこの論争についてコメント

国民文化祭のロゴマークのに対する住民訴訟

デザインの妥当な値段はいくら?

有名デザイン会社である「good design company」のその代表にデザインを依頼したら、540万円もするのは、正直そりゃそうだろと思います。しかし、たった1年間の「国民文化祭」のロゴマークで540万の製作費は妥当なのでしょうか。

訴訟を起こした市民団体によると、製作費は30万円ほどが妥当だとして、540万円との差額である「510万円」を変換するように知事に要求しています。

住民訴訟に勝ったらどうなるのか?

もし、住民訴訟に勝ったら知事は製作費と妥当な金額の差額である金額を、県に返還することになります。しかし、知事は「返還の意思はまったくない」とコメントしており、またデザインを公募しなかったことに対しても「不適切とは思っていない」と言っております。

good design companyがデザイン依頼を受けた経緯をコメント

ネット上ではこの是非をめぐり、賛否を巡る意見が飛び交っています。その一部をご紹介いたします。

ロゴ製作費をめぐる住民訴訟に対するネット上の反応

全体的に、デザイナーを支持する意見が多い模様。

まとめ

いかがだったでしょうか。みなさんは540万円のロゴ製作費は高いと思いますか?

ネット上では、デザイナーをかばう意見が多かったことに筆者は感動しました。この論争が、国民文化祭のロゴマークの経済効果につながればいいなと感じています。

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